優しい終末を
優しい終末を
それは『終わり』の後の世界。
きみとぼくは最後の旅に出る。
『おしまいの場所』を目指して……。
終末
人類の黄昏にも朝が来る。
そう、今日も……。
白き徒花は実を結ぶ
「……私は、これからどう生きていけばいいのでしょうか」
兵器として生まれた浜風は、終戦後生きる理由を見失っていた。
そんな彼女を捨て置けず、浦風たちは彼女の生きる理由を見つけるべく旅に出る。
遙か遠き海路の果てに
人類の最後の希望が託された秘密の作戦が実行された。
しかし、今やその任務に従事するのは浜風ひとり……。
アフターアポカリウス・ダイアリー
歩く。歩く。歩く。雪と氷に閉ざされた大地の上を。
全休凍結の大地をを越えた果てに彼女が至る先は――。
ヤドカリ、ラジオ、さんざめく夏
貝殻から聴こえる記憶のラジオ。詩人、少女、艦娘、思春期、頭蓋骨、機工人形、データ、白いドレスの女、田舎娘、目の見えない修道女、ヤドカリ……異なる世界を生きながら、ユーは永遠の夏を歩いていく……。
いつか猫になる日まで
今日も多摩のナワバリは平和そのもの。明日も、明後日も、いつまでも。
きっと、猫になる日まで。
本日も晴天なり
おしまいの後を駆ける、一人と二人の気楽な旅路。
世界の果てには何がある……?