きみと、共に逝く
艦これ心中合同
きみと、共に逝く
艦これ心中合同
しあわせな結末か、悲しい結末か。やり遂げた末のことなのか、それとも志半ばなのか。
天に召されることになった艦娘と、『誰か』の今際の際に至る六葉の物語。
記憶されない物語
20XX年、深海棲艦との戦争は終結した。世界は平和を取り戻したのか?
戦後、居場所を失った艦娘たちは、そして提督は――歴史の陰で、忘れ去られる者たちへの鎮魂歌。
赤き楓葉、綿津見に落つ
「そこから見ていて。妥協だらけの私が最期に成し遂げる、復讐劇を」
艦娘の墓場、サーモン海北方。彼女は親友の仇を討つべく、地獄へ身をやつす。
雲雀は彼方に翔んだ
今、私は娘を失おうとしていた。娘のひばりは元艦娘だった。艦娘だった時の名を、海防艦日振と言った。
どこまでも、二人きりで最後まで、行けるところまで行こう。彼女を連れて、私は旅に出た――。
青の帝国
どうして私を置いていったの。元潜水艦娘・ユーの脳裏にこびりつくのは思い出せない誰かの面影。戦争の傷跡に蝕まれる心と身体を、静脈に流し込んだ氷で誤魔化して、ユーは自分のあるべき所、「青の帝国」を探し続ける……。
帰舫
艦娘である大井は祖母の死を聞き帰省する。
駅からの家路、幼い頃に祖母と散歩した記憶を辿っていると、母親からある物を買って来てほしいと頼まれる。