きみと、共に逝く

艦これ心中合同

空と君のあいだ

概要

しあわせな結末か、悲しい結末か。やり遂げた末のことなのか、それとも志半ばなのか。
天に召されることになった艦娘と、『誰か』の今際の際に至る六葉の物語。

頒布情報

コミックマーケット96
1日目 南ソ-44b「不可思議」
頒布価格 1,000円
書店委託
とらのあなメロンブックス
委託価格 1,000円

各話紹介

記憶されない物語茜屋弥生

20XX年、深海棲艦との戦争は終結した。世界は平和を取り戻したのか? 
戦後、居場所を失った艦娘たちは、そして提督は――歴史の陰で、忘れ去られる者たちへの鎮魂歌。

赤き楓葉、綿津見に落つ東雲れいめ

「そこから見ていて。妥協だらけの私が最期に成し遂げる、復讐劇を」
艦娘の墓場、サーモン海北方。彼女は親友の仇を討つべく、地獄へ身をやつす。

雲雀は彼方に翔んだ高坂流

今、私は娘を失おうとしていた。娘のひばりは元艦娘だった。艦娘だった時の名を、海防艦日振と言った。
どこまでも、二人きりで最後まで、行けるところまで行こう。彼女を連れて、私は旅に出た――。

青の帝国洲央

どうして私を置いていったの。元潜水艦娘・ユーの脳裏にこびりつくのは思い出せない誰かの面影。戦争の傷跡に蝕まれる心と身体を、静脈に流し込んだ氷で誤魔化して、ユーは自分のあるべき所、「青の帝国」を探し続ける……。

終わらない夏の、さいごのいちにち玉沢円

それは太陽がじりじりと照りつけ、蝉時雨が響き渡る暑い夏の日のこと。郷愁を誘うその光景は、きっとどこかで、いつか見た風景。

サンプルPDF

帰舫ゴウタ

艦娘である大井は祖母の死を聞き帰省する。
駅からの家路、幼い頃に祖母と散歩した記憶を辿っていると、母親からある物を買って来てほしいと頼まれる。